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堀田先生インタビュー  Vol.5

今までICT機器を使用せずに授業をされてきたベテランの先生の
中には、今までICT機器が無くても授業ができたし、実際にやってきた
という自信もあり、ICT機器を使うことを敬遠される方もいらっしゃいますが、
そのような先生に使ってみようと思ってもらうには?

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理屈を話しても、それはわかっているんだけど…。
と言うことになるので、自分の周りの自分よりもICTが
苦手と思っていた先生が使っているのを見ると、
その先生も衝撃を受けて使ってみよう。となるでしょう。

それしか方法はないですよ。 ICT活用推進の為の予算もついて、
やらなくてはいけないことになっていますから、理屈で動くのであれば、
既にやっているでしょう。

それでもやらないのは、忙しいこともありますが、精神的に避けている訳だから、
“あの人も使っているから、私もできるんじゃないかな…。”
というように追い込むことですかね。

本当は、ICT活用が苦手な先生も使っているという様子を
たくさん見せることが重要です。これならば、私にでもできる!
というというのが、今回のプロジェクトの趣旨でもあります。

以前はICTの活用無しでも授業はできましたが、今は?というと、
今もできるけれど、昔と今とではいくつか違うことがあります。
まず1つは、学力の格差が大きい。 できる子とできない子の差が大きく、
できない子は、勉強がわからないだけでなく、座っていられない、
先生の方を向いて話を聞くことができない。といった状況です。

家庭でも叱られたことが少なかったり、先生が話している時は前を向くように。
と教えても、できなかったり、昔は兄弟が多かったから、
誰かに押さえ込まれて我慢することを覚えましたが、
今は少子化でそういう経験が無いわけですよ。

『小1クライシス』というのですが、小学校1年生は崩壊寸前のところも
いくつかあります。ただ集めるだけ。
昔は学校の先生の言うことは聞くのは当たり前でしたが、
今は、親もマスコミも「学校の先生なんて…」と言う訳だから、
権威が低くなっているのですよ。

そういう状況のなかで、そういう子どもたちを座らせておくことが大変なんです。
勉強ができない。やる気の無い、余所を向いてしまう子どもにわからせ
なければならない。

この状況では、今までの黒板だけの授業では無理ですよ。
見せればわかる。映せば嬉しい。そういう子どもたちの為に、
そういう子どもたちを引きつけて授業をするために、
今までとは違う道具が必要だと思います。
だから、実物投影機を使ったらどうですか?というのが一つの理屈です。

もう一つは、昔と比べて授業時間が減っています。
土曜日も休みになっています。
でも、社会の目は、『学校でちゃんと学力を補充するのが当たり前。』
になっています。昔はおおらかで、勉強するのは本人で、できれば良いね。
後は塾にでも行って…。と言う感じでしたが、今は、学校に対して、
『ちゃんと学習させるべき』『ちゃんと学校がしてくれなければ困る』
という学校任せ的な意識が高いのですよ。そういう状況の中で、
授業実数が減っていて、ゆっくり教えていればできない子どもたちもわかる
でしょうが、ゆっくり教えるような時間に余裕がないのですよ。

授業実数が減っている現状からいくと1時間1時間の授業が効率的に
進まないと終わらないのです。
「先生が今から黒板に書くから、その間みんな待っていてね。」といったら、
昔は待っていましたが、今は待てません。

そういう時間が、3分あるとしたら、実物投影機で映せば、
その3分が短縮して子どもたちの勉強を見てまわることができるたり、
1問多くの練習問題ができた方が、はるかに効率が良くて、
学力がつくわけですよ。と言う意味での授業の効率化の為に映すということで、
学力のことにも関係しているけれど、時間の短縮化・効率化の面から、
はじめは学力の格差とその子どもたちを引きつける為の指導法として
黒板じゃ足りない、ということです。

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